おはようございます。ジップテニスアリーナの長橋です。
画像はフットフォルトです。フットフォルトとは
「サービスの時にベースラインを踏んではいけない」というルールです。
つまり、サービス時には足とベースラインに隙間が無くてはならないという訳です。
セルフジャッジにおいてフォットフォルトを守るのは自分なので、
ここを意識している人はテニスに対する理解も深い方だと思います。
私も左足が動くサーブの打ち方をするので、
ニューイヤー大会の1回戦、ファーストゲームの30-40のセカンドサーブで、
自身のコートからだいぶ離れた所にいたロービングアンパイアから
フットフォルトを受けゲームを失いました。
ちょっとムッとなりましたが、それからは意識して守るようにしております。
先日、徳島の四国オープンベテランに出場して来ました。
試合は残念ながら1回戦で2-6 6-4(4-10)で負けてしまいましたが、
大会のアシスタントレフェリーをされていた女性が伝説的な方でした。
彼女は2009年全米OPENの準決勝でセレナウイリアムズからフットフォルトを取り、
結果セレナの暴言がコードバイオレーションとなり、敗退となった試合の
サーブのラインジャッジをしたその人でした。
ホークアイ(映像処理システム)の無い時代、時速200㎞近いボールのインアウトを裁く
サーブのラインジャッジはラインジャッジの中でも1番優秀な方が務めるポジションでした。
試合後の彼女の身の危険を案じた日本のテニス協会関係者から、
危ないから直ぐ日本に帰って来るように、との勧告を受けるも
「私は私の仕事をしただけ、悪い事はしていない」と帰らなかったそうです。いや強い。
彼女の安全保証は、当時の全仏OPENのアンパイアのトップが行い
しばらくの間、彼女は四大大会どこに行っても高級ホテル宿泊のVIP待遇だったそうです。
そんな伝説的な方が、私の出る大会のアシスタントレフェリーをしてるなんて。
今までもジャッジに逆らったことは無いですが、絶対に逆らうのは止めようと心に誓いました。